第14回月例会報告(11/29)

●この日は第14回目、2年目の第2歩目の会で、会場は、藤沢市労働会館です。
タウン誌「湘南よみうり新聞社」の、初のメディア取材も入って、特別な会となりました。参加者はいつもの平均値である約70人。普通の例会ぶりを取材してもらうことになり一安心でした。歌唱指導は、久しぶりご登壇の根來加奈さん、ピアノ伴奏は岡田真歩さん。
●私、オープニングのご挨拶で、この日は取材が入っていることをお話し、みなさんのご了解を得つつ、「休憩時間などにコメントを求められたらご協力を」とお願いしました。そして<歌って元気・勇気・生き甲斐を得る>という会の目的を新入会の方々のために簡単にお話し、早々に根來さんにバトンタッチし、歌の時間へ入りました。
●オープニング曲『故郷』を根來さんと一緒に声高らかに歌うと、会場の空気が一気に和みました。1年前に歌った『故郷』よりはるかに深みのある歌に聞えたのはいうまでもありませんが、みなさんそれぞれがわが故郷へ、故郷の父母や友へ思いを馳せながら、わが心の歌として歌っている雰囲気が伝わってきました。
この名曲の作詞・高野辰之さん、作曲・岡野貞一さんはどんな人だったのだろうと、いつも想像する私です。
曲は進み、巽聖歌作詞・渡辺茂作曲の『たきび』。これも名曲です。「あたろうか」「あたろうよ」を掛け合いの妙味を出して歌うといいですよ、と根來さんがアドバイスしました。2度歌うと、いい味わいの歌となりました。巽聖歌は岩手県の出身である、と根來さんがコメントする中、私は、編集者駆け出しのころ、新宿で白髪なびく巽さんの日本酒の相手をしたこと、巽さんが秋田の「高清水」が好きだったことなどを思い出していました。
「さ霧きゆる 湊江の 舟に白し 朝の霜~」の『冬景色』(作詞・作曲者不祥)「木枯らしとだえて さゆる空より 地上に降りしく 奇すしき光よ~」の『冬の星座』(堀内敬三作詞・ヘイス作曲)の、美しい冬の歌2曲も歌いました。私の、大大大好きな歌です。そして、休憩時間へ。

●前後半に歌った曲を、下段にまとめて記載します。
 <前半の曲>『故郷』『浜千鳥』『野菊』『たきび』『冬景色』『冬の星座』『ゆりかご』
 <後半の曲>『サンタ・ルチア』『野なかの薔薇』(ウェルナーの野薔薇/シューベルトの野薔薇)『トロイカ』『遠き山に日は落ちて』
●空き時間を使って、私から2点のことをお話しました。1つはオペラの公演情報。他の1つは、「湘南童謡楽会」が会員みなさんの<心のオアシス>となるよう頑張ります、という決意表明でした。
《スロバキア・オペラ公演について》
スロバキア国立オペラが来年1月、藤沢市民会館など県内各地で公演されます。演目は『椿姫』と『メリー・ウィドウ』です。この公演は、北海道在住の長谷川洋行さんというオペラ・プロデューサーが、大衆的な料金でオペラを観てもらおうと、15年ばかり前からこの劇団を招いて公演をなさっている活動の一つです。今回も3500円という低料金です。新国立劇場などでの公演料金の10分の1です。ただし、どれもハイライト版ですが、本場のオペラの雰囲気や歌は十分堪能できるはずです。今回は会場も近いですし、みなさんにはビッグチャンスと思って、ご案内いたします。
《心のオアシスについて 》
湘南童謡楽会は、みなさんの<心のオアシス>となるよう折に触れて、今のような音楽情報を提供しています。縁あって同好の仲間となった私達が、より良くつながり合えるよう、今後も知恵を絞り続けていきます。そしていずれ、それがはっきり見えるようなサプライズ・アイデアを実現させられたら、と願っています。

                             (12年11月30日 宮崎記す)

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