第11回月例会報告(8/21)

【月例会報告】
●8月21日(火)。午後2時~4時、第11回月例会を、藤沢市労働会館で実施しました。71人の参加(うち4人が新加入)がありました。いつものように私宮崎が司会を務め、まず、猛暑を縫って勇躍ご参加いただいたことに感謝を申し上げ(毎月の多くの新加入者は、会員皆さんの推薦活動のおかげであるとも併せて感謝申し上げ)、「こういう日は歌って、暑さを吹き飛ばすに限ります」と言って、あれこれしゃべりたいことを封印。「早速、歌の時間へまいりましょう」とスピーディに進めました。
●ただし、配布資料に話したいことを書いていますので、「休憩時間にお読み下さい」と言い添えて。
歌唱指導は、常任指導者のおざきかよさん・ピアノ伴奏は堀部ともよさん。お二人が、小田急か江ノ電かのロマンスカーのように快調にゴージャスに引っ張っていっていただくことを期待している旨を述べ、さっそく本番へと進めました。「ゴージャスなおざきさん・堀部さん、どうぞお願いします」と。
●おざきさんは、参加のみなさんの期待通りに、快調に爽やかにオープニング曲の『故郷』からスタート。下段の「歌った曲の一覧」をご覧下さい。一覧で分かるように、おざきさんの選曲は見事で(いつもそうです)、また曲想や歌い方についてのアドバイスが適確で、一曲一曲をみなさんがしっかり噛み締めながら、いとおしむように歌いました。
 『港』の作詞者・旗野十一郎さんの名は「たりひこ」と読み、作曲者・吉田信太さんは「しんた」と読むとの解説がありました。そして同歌は、遠く明治29年の『新編教育唱歌集』が出典である(その旨、歌集に記載がある)ことを知り、歌うほどに、その歌詞の素晴らしさが胸に染み入りました。
 童謡って、どの歌も、歌詞が素晴らしいことを改めて思わないではおられません。『港』は、こうです。口ずさんでみて下さい。素敵でしょう!
 (1)空も港も 夜ははれて /月に数ます 船のかげ 
    端艇(はしけ)の通い にぎやかに /よせくる波も 黄金なり
 (2)林なしたる ほばしらに /花と見まごう 船旗章(ふなじるし)
    積荷の歌の にぎわいて /港はいつも 春なれや

●最後の司会者挨拶で、私は次のようにお話しました。「いまの心地よいお気持ちをそのまま家に持ち帰り、今日歌った歌をぜひまた歌って下さい。日常の暮らしの中に、童謡や愛唱歌を身近なものとして生かしていこう、というのが私達の狙いですから。おざきさんに与えられた『さとうきび畑』(11番まである)の、今日歌わなかった中間部分の宿題も、ぜひクリアーしようではありませんか」と。
●配布資料に書いた米国の社会学者A・Hマズローの「人の欲望5段階」説にも上の関連で触れました。「マズローは人の欲望の3段階目に、団体などに属する社会的欲望を挙げ、最高位の5段階目に自己実現の欲望を挙げています。人生をどう楽しんで自己実現を目指すか、これが大事な視点だと思います」と。
 そして、「皆さんが湘南童謡楽会という団体に属し、自己実現を目指されることになれば私にとってこんなに嬉しいことはありません」と結びました。次回は9月26日、水曜日、元気でまた顔を合わせましょう!と申し添えて。
●配布資料に書いた文章は当サイトの「理事長メッセージ」に記載しています。
 <おざきさんの指導で歌った歌>
 (前半)『故郷』『港』『われは海の子』『月見草の花』『竹田の子守唄』
 (後半)『浜千鳥』『椰子の実』『さとうきび畑』『木曾節』『フニクリ フニクラ』『遠き山に日は落ちて』
                                   (8/22 文責:宮崎)

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