♪第87回月例会報告(7/11)


〇会場は藤沢市のFプレイス・ホール。歌唱指導・オペラ歌手宮本史利さん、ピアノ伴奏・高梨壮一郎さんで進行させました。長梅雨の真っただ中でしたが、幸い昼間は雨は降らず、まずまずのお天気でした。
〇参加者は140人。前月より10人ばかり多く(見学者が10人超、入会者が5人ほど)、有難いことでした。
〇歌唱指導の宮本さんは、当会での指導2回目で、大好評でした。オペラの歌い方を童謡や愛唱歌でもこんなふうに活かすと素敵である――と実際に歌ってみせる指導の仕方で、みなさん大いに納得の様子でした。宮本さん、高梨さん(ピアノ伴奏)のほかSM(ステージマネージャー)を私宮崎が務め、“男ばかりの舞台”の進行でしたが、SMなどに慣れない私がいた割には、宮本さん・高梨さんの“男っぽい味”が大うけだったようです。

[この日、歌った歌]
*海 *われは海の子 *砂山 *帰れソレントへ *アロハオエなど。
*宮本さんの独唱:可愛い口元(トスティ)/忘れな草(クルティス)
*高梨さんの独奏:オンディーヌ(ドビュッシー)

[月報 No.87 要約]

[ “楽しくなけりゃ、童謡じゃない、歌じゃない”・・・そこに、とことんこだわって!]
□当会は童謡や愛唱歌を“楽しむ楽会”です。「楽しくなけりゃ、童謡じゃない、歌じゃない」わけで、そこにこだわり例会は常に「満足度100%」を目指しています。会の目的は「歌で元気・勇気・生き甲斐・健康長寿を掴み取ること」。それは会員全員が目指す人生登山の目標点=山頂でもあります。
□「人生100歳時代、一緒に歌の人生登山をしましょう」と呼びかけています。当会の月1回の例会に休まず参加することで<生き甲斐ある健康長寿>が目に見える形で必ず<あなたのもの>になります。そんな目的・目標・生き方のはっきりした自律的な人生を、皆で楽しく追及しているのです。
□以上が湘南童謡楽会の現在の姿です。これが湘南地域の人々に理解され登録会員が500人を超えました。でも所用で毎回は月例会に参加できない人もあり、月々の参加者は130人程度です。所用があるのが人生。所用をやり繰りし当会を優先する会員さんが徐々に増えることを期待しています。
□皆さんの友人知人を当会へお誘い頂き、“同志の輪”が大きくなることを願っています。Fプレイスの旧館時代には180人参加の月もあり、大合唱の迫力を皆でまた味わいたいです。それは単なる数的目標でなく“歌で幸せを掴む人の輪”を広げるのが本意。倦まずたゆまず前進しましょう。
[“〇〇に逢えて良かった、今日はいい日だ”・・・そう言い続ける365日に!]
1,7月例会で宮本さんと歌う『イランカラプテ』は“君に逢えて良かった/今日はいい日だ”で終ります。
人生はかくありたい! と思わされます。標題の「〇〇に逢えて~」の〇〇は人・場所・物すべてですね。
2,7月号月報に独断と偏見の面白いオススメの歌『松電バスの歌』をイランカラプテの裏面に載せました。
会員の濱崎さんに誘われて昨春、新宿の歌声喫茶に行き100人ばかりで大合唱した歌。歌ってみて下さい。
3,5月例会で久しぶりにピアノのゲスト演奏を入れましたが、今後も鋭意、ゲスト演奏を差し挟みます。
[一流の芸を“浴びるほどに”・・・プロに学びたい熱い情熱!]
〇「これ」と目標を定めたらどう振る舞うべきか? 達人の例を見てみましょう。芸能界で最も魅力的な声の持ち主と私が決め込んでいる狂言師の野村萬斎さんは、28歳でイギリスに4年間留学し、どう演劇と向き合ったか、読売新聞(19/6/1朝刊)で次のように語っています。<シェークスピアが誕生した国で演劇を学び表現者としての足腰を鍛えたかった。芝居やパフォーマンスを浴びるように見て、「演劇は生活に根ざしていて、人生を豊かにするためのものだと実感した」>
〇5/15の例会でゲストとしてピアノ独奏をしていただいた髙橋望さんは、次のように自己紹介しました。「ドイツのドレスデンの大学に4年間、ピアノ留学をした際、スロバキアのオペラの歌姫グルベローバの歌を各地へ出かけ350回も浴びるほど聴きました」。“浴びる”という言葉が生々しいトークでした。
〇高橋さんは10/31の当会「8周年記念コンサート」にもご出演いただきます。ご期待下さい。
[ “いそいそと、ひたむきに”・・・好きなことに打ち込んで生きる幸せ!]
●今また増えだした当会新入会員さんのため、17年7月号に書いた90歳間近のひたむき人生を生きる女性の話(NHK・TV)を19年1月号に続いて再掲します。この方、有名人のようです、皆さんご存知かも。
●女性は京都・嵯峨野の絵本作家甲斐信枝さん(当時86歳、今88歳か)。草花を描き続けて60年以上、毎日絵道具を持ち山野へ出かけ、草花を観察し水彩画を描いているよし。目的地へ向け歩く姿が実にいそいそとしています。花を前にすると、地べたに這いつくばり胡坐をかき何時間もじーっと観察し、やおら絵筆を走らせるのです。花と、山野と、自然と同化しているのです。(※今もお元気なことを祈ります)
“いそいそと”して好きなことに向き合い、夢中・無心になる大切さを痛感します。甲斐さんの域へ簡単には行けないでしょうが、心掛けることは誰にもできます。『愛唱名歌』を毎日20分、30分と開き、夢中無心に童謡・愛唱歌の世界に浸ることはできます。さあ、チャレンジですね!
[ 「そやな」精神が教えてくれること・・・人間関係の築き方の妙手]
〇小説家田辺聖子さんが6月1日、91年の人生の幕を閉じました。報道に接し飾らぬお人柄の田辺さんの笑顔を思い出しました。作品を余り読んでない私ですが、新聞各紙の惜別文に読書欲を掻き立てられました。
●夫婦円満の極意を「そやな」精神だと語った――と洒脱に書いた朝日新聞の一面コラム「天声人語」が印象的でした。神機縦横に人間の本性を見抜いた人の言葉だと思います。そやなぁ、と思わずつぶやきました。
〇6/11の記事が以下です。< 作家の田辺聖子さんは37歳で結婚している。相手は40代の開業医で子供が4人。危ぶむ友人らが「いつまで持つか」と賭けをした。最多は1年、次が半年。長くて3年との声もあった▼予想はすべて外れる。夫婦は「おっちゃん」「あんた」と呼び交わし、よく飲みよく話した。苦労をともにした相方は「カモカのおっちゃん」として作品に登場する。カモカとは関西の言葉で、化け物や怖いものを指すそうだ▼田辺さんが91歳で亡くなった。恋愛や結婚をめぐる金言が多く残された。「家庭円満のコツは見て見ぬふり」「結婚とは外交。駆引と謀略に尽きる」。平易にして鋭い言葉が胸にしみる▼夫を見送った翌年に刊行した随想集『人生は、だましだまし』にこんな一節がある。「夫婦円満に到る究極の言葉はただ一つ、『そやな』である。夫からでも妻からでもよい。これで世の中は按配よく回る」。言いたいことは多多あれど、あえて腹に収めておく。夫婦の知恵だろう▼「源氏物語」「伊勢物語」など古典を次々と現代によみがえらせた。焦点を当てたのはやはり恋や愛の悩みだ。この人の手にかかると、王朝文芸の高貴な男女が、まるで学校や職場の知り合いのように身近に感じられるから不思議である▼「おもしろい恋愛小説を書いてやろうと思ったの。恋愛小説って寂しい、哀しいのが多い。恋愛こそおもしろいのに」。本誌の取材に語っている。千年たっても変わらぬ男女の機微を語り、夫婦の妙を教えてくれた>
●「そやな」で通せば夫婦間のあれこれをスルーできたかな、と思い当たることの多そうな衆生われら・・・。目からウロコと言いたい“聖子流”ですが“行き詰まったらどうするか”の解は聖子流に有りや無しや、“天声”人語は答えていません。その答えは神機縦横の大作家と言えど、やはり「神様」でないのでムリかなどと思う私です。私なりには答えをもっていますが、天声人語に倣いここでは「腹に収めておきます」。
●この話、一般的な人間関係にもそのまま通用しはしないでしょうが、「我慢する」ことを教えていると思いたい私です。“我慢は人を大きくする”と信じて。・・・・以上。ご同輩、諸姉諸兄、頑張りましょう。

(以上。文責:宮崎)

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