♪第73回月例会報告(4/11)

[冒頭の代表挨拶 要約]
今日は第73回の月例会です。歌唱指導・おざきかよさん、ピアノ伴奏・すやまひろみさんで進めてまいりますが、おざきさんの指導ぶり、すやまさんの伴奏ぶりは、春爛漫のこの季節にぴったりです。
この良き季節を表わすのに「春風駘蕩」という言葉がありますが、まさしくお二人とも、春風駘蕩たる温和でおおらかなお人柄でいらっしゃいます。春風駘蕩の字ですが、駘蕩が難しい。駘蕩の駘は馬ヘンに台所の台。駘蕩の蕩は、草カンムリにお湯の湯。で、駘蕩とはゆったりとしてのどかな様、人で言うなら、それプラス温和な様、ということだそうです、辞書によると。
ついでに春風を調べると、1つは春の風そのもの。もう1つは「恩恵・教化が深く大きいこと」とあります。教化というのは、教えるという字と化学の化、化けるという字です。教化は、つまり教えて良い影響を与えるという意味。春風駘蕩、いいですよね。
おざきさんの歌唱指導のポイントの1つが、「歌うときはニコニコ顔で」というアドバイスです。ときどき発せられるその言葉にハッとなって、ニコニコ顔を作って歌うと、自分の歌い方が明るくなるし、曲の理解も深まるような気がしますし、あら不思議! と思わされます。
もう少し関連の話を。私は、1年ばかり前から、NHKラジオの『イタリア語』講座を毎朝聞いているんですが、この4月から新しい女性講師が登場し、自己紹介を練習する教科の中で、真っ先にこう言ったんです。「あなたの3メートルほど前を意識して、誰かにニコニコ顔で話しかけるように発声してみて下さい」と。その通りにやり続けていますが、その効用で、舌を噛みそうなイタリア語なのですが、不思議と口がよく動き、明るい調子の発声になり、こりゃあいい、と感じております。
おざきさんに話を戻します。今日の歌ですが、易しい歌、少し難しい歌、そして外国の歌シリーズとバラエティ豊かな選曲をして下さっています。どうぞ、みなさん難しい歌も、終始ニコニコ顔で歌ってみて下さい。そして、みなさん夫々に何か新しい発見をされるといいなあ、と思っております。
では、春風のようなお二人、おざきさんとすやまさんにバトンタッチします。

[この日、歌った歌]
*青い眼の人形 *からたちの花 *むすんで開いて *故郷の人々 
*ローレライ *故郷を離るる歌 *遠き山に日は落ちて など。(以上)

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