♪第72回月例会報告(3/12)

今年一番の好天に恵まれ、鎌倉芸術館で18年3月の例会を行いました。80人の会員さんが参加し、おおむね3ヵ月ぶりの再会をしました(例年、2月は休会。1月は鎌倉生涯学習センターでやりましたが、大雪のため10人の参加でしたから)。なにか懐かしく、嬉しい気分でした。参加の皆さんはみな、待ちに待った会という感じでした。1月の会は「やったんですか?」とも気遣っていただき、嬉しく思いました。
会場は同芸術館の100数十人は可能という、椅子を自分たちで並べる特別な部屋(リハーサル室という名)でした。昨年12月と同じ。指揮台も移動式のコンパクトなもの。指揮台と客席が目と鼻の先、というシチュエーションで、きちんとしたホールにない柔らかい雰囲気(参加者の声)も加え、指揮台のこの日の歌唱指導・おざきかよさんのナマの声が、あるいは息遣いが聞こえそうな、またピアノ伴奏のすやまひろみさんの伴奏が、シャワーのように降り注ぐ――そんなオーダーメイドならではの会場でした。この部屋は、鎌倉と藤沢の定番の会場が確保できないとき、今後もときどき使うことになるものと思います。捨てたものではないです。
会はこの10月で設立7周年を迎えます。いろいろな障害を、いろいろと工夫しながら乗り越えてきて、よく頑張ってきたなあ、という感慨を覚えます。例会参加の常連の会員さんが100数十人というところ(登録会員は400人を越えますが)で、7年近くたって、この歌友の方々は“心の同志”と言うべき存在だと、ふと感じて冒頭の挨拶でそのことに触れました。<同じ目的(志)をもって毎月予定した日に集まり、顔を合わせるとそれだけで心が安らぎ、元気や勇気をいただく感じがします>と。顔と名前ができれば全会員さんで一致するよう今年1年かけて、いろいろ工夫しながらトライします、とも。<そうすることで、お互いの距離がぐんと縮まり、人間関係がより深まり、新しい世界が見えるようになるかもしれません>と結びました。
2011年3月11日。午後2時46分。東日本大震災で2万2000人の人達が犠牲になりました。例会日の前日が7年前の「3・11」でしたので、冒頭、みなさんにお願いし少しの時間をいただき、みんなで黙祷を捧げました。私は仙台の友人・エンちゃんを亡くしましたが、強面の、しかし包容力溢れる雰囲気の彼の面影を目の奥に追いながら、ご冥福を祈りました。
●この日の参加は80人で、うち10人近い人が、何年かぶりに出かけてきた、という会員さんでした。受付のスタッフからそのことを聞き、とても嬉しく思いました。半年ごとに例会スケジュールをハガキなどで一応皆さんにお知らせしているので、それを見て出向かれたのでしょう。また、2人の方が入会され、お1人が見学でした。会終了のご挨拶で、会員みなさんの友人知人へのお声掛けをよろしくお願いします、と率直なお願いをしました。
●新会員さん、お待ちしています!! 3月で定年退職される方々が、わがHPを読んで、面白いと感じていただき、扉を叩いて下さることを期待しています。きっと「人生の豊さ」が膨らむことを実感していただけるものと確信しています。「終活」ではなく「修活」を――と私は思っていまして、そのことを書いた「3月号月報」の一部をこのレポートの最後に、紹介します。また、3月に歌った歌、4月に歌う予定の歌は以下の通りです。童謡、愛唱歌、そして外国の歌・・・これらを四季を踏まえて歌唱指導者の選曲で歌うわけです。

[3月に歌った歌] *どこかで春が *春が来た *牧場の朝 *浜辺の歌 *荒城の月 *花の街 *仰げば尊し *蛍の光
*春の日の花と輝く *美しき *ピクニック *おゝブレネリ *黒い瞳の *庭の千草
*サンタルチア

[4月に歌う予定の歌] *青い眼の人形 *おゝ牧場は緑 *からたちの花 *幸せなら手をたたこう *出船 *平城山
*森の水車 *山小舎の灯 *むすんでひらいて *故郷の人々 *埴生の宿 *ローレライ
*故郷を離るる歌 *追憶 *峠の我が家 *遠き山に日は落ちて

[「終活」でなく「修活」を~月報「3月号から抜粋] 【人生100歳時代。終活でなく「修活」を。自己を磨き楽しみを突き詰める】
●人生100歳時代と言われるようになりました。<健康寿命で100歳まで生きよう!>ということだと受け止めましょう。嬉しい人生の捉え方です。嬉しいというのは、今74歳の私なら、100まであと26年の計画を、85歳の人なら15年の計画を、90歳の人なら10年の計画を立てられるから。心の余裕を持って立てられるところがいいですね。身辺の整理を日々行えば「終活」なんて要らない、<健康長寿100歳>を真直ぐ目指しましょう。
●人それぞれの年数の余裕の中で、じっくりと構えてどう生きるか、どんな人生の計画を立てるか!ですね。「終活」ではなく(終活はやはり寂しい言葉)、「修活」であるべきです。生涯をかけて自分自身を磨き続けること=修身=、楽しみを突き詰めつつ、確かな一歩を刻んでいくこと――まずはそれが基本でしょう。
人格を磨き、世のため人のために生きることがゴールだとしても、己の幸せを追求せずしてゴールはできません。私はシンプルにそう考えています。そこに立って何をするか、どんな計画を立てるかですね。
●恥ずかしながら私の今後の計画ですが、童謡・愛唱歌運動を続けること(当会代表)、「NPO食・農・健康」を牽引すること(同会理事長)、そして個人的には執筆活動を続けること――を3本柱にして進んで行こうと思っています。歌を歌っていて楽しい/農業をしていて楽しい/文を書いていて楽しいからです。そこを基本にし「修身」に努めようと思っています。余談を1つ・・・。ロシア大統領プーチンさん(柔道家)が日本の美徳を1つ挙げるとしたらと聞かれ、「修身」と即答したとNHKの特派員から以前聞いて以来、修身という言葉を死語になりつつあるがゆえに、使って残して行こうと思っている私です。

(文責:宮崎)

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