♪第77回月例会報告(8/23)

[冒頭の代表挨拶 要約]
皆様こんにちは。宮崎です。台風接近でやたら蒸し暑いお天気の中、今日も大勢の皆さんにご参集いただき、本当に有難うございます。
今月は月報を書いた後に、平成最大の感動話と言ってもいいようなトピックがありました。山口県で行方不明になった2歳児を救出した、大分県のボランティア、“お助けマン”おじさんの尾畠春夫さんの話題です。少しだけお話しさせて下さい。
報道によると、尾畑さんは78歳。65歳で魚屋を畳み、後半生を人助けのため・社会のために生きようと決意し、東日本大震災、熊本地震、今年の西日本の大水害などの被災地へ足しげくボランティアで入ってきたそうです。
今回の2歳児救出では、大捜索隊が探しきれない中、現地入りし、「子供は山の上へ上へ上るんじゃないか」と見当をつけ、早朝何時間かで探し出したんですねえ。何という勘の良さ。神業のようですね。でも実は違う。ボランティア活動を一生懸命にやってきた過程で尾畑さんが磨き上げた、「熟練の勘」と言った方がいいようですね。
2歳児の祖父がお礼に「お風呂にどうぞ、食事をどうぞ」と勧めると、「人に迷惑をかけないボランティア活動をしていますから」と申し出をズバリ断りました。
尾畑さんのボランティアは、心の深い所から発する「衝動」によるものなんでしょうね。だから、家族に2歳児を引き渡したところで自分の仕事は終わった、つまり本懐を遂げたというわけです。なので、風呂やら食事やらは余計なこと、と思われたのでしょう。剛直なほどの潔癖さではありませんか。驚きと言うより、心を洗われる思いですね。
今日、世の中は、口達者で金儲けのワザに長じた者達が牛耳っていて、ウソがまかり通り、人は損得ばかりで動く、なんとも情けない状態です。しかし、尾畠さんの行動はそんな風潮をあざ笑っているようです。彼は己の一身を持って、人はいかにあるべきかを示したと思います。彼のそのような人間理解を皆さんと共有していたいと思い、この話をさせていただきました。長々と失礼しました。尾畠さんの生き方は真似できないけれど、座右の書ならぬ座右の人として、しっかり記憶しておこうと思っております。
話が長くなりました。今日は77回目の月例会です。早速歌の時間へまいります。
おざきさん、すやまさん、よろしくお願いします。

[この日、歌った歌]
 *うみ *海 *われは海の子 *七里ケ浜の哀歌 *浜千鳥 *浜辺の歌 
 *山の音楽家 *山登りの歌 *山のロザリア *遠き山に日は落ちて など。(以上)

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