第8回月例会報告

【月例会報告】
第8回月例会の報告です。
●5月23日(水)、第8回の定例会を藤沢市労働会館で開きました。会員さん
ら81人が参加しました。うち2人は福島県浪江町からの東電福島第一原発事故
の避難者(鎌倉市へ)のご夫婦で、会員さんの紹介でご招待させていただきました。
新加入は8人でした。<1人が1人へお声かけを>とお願いしている、会の懸命
な呼びかけを会員のみなさんが熱く受け止めて下さっている成果が現れているの
を感じます。嬉しいです、有難うございます。
●開会の挨拶(宮崎)でそのご協力へのお礼を申し上げました。そして100人
で歌う迫力を味わうことを目指し「常時100人参加の会」への成長のために、さら
なるお力添えをお願いしました。挨拶の冒頭でウイーン国立オペラの来日公演が
今年11月に上野の東京文化会館であること、それにコロラトゥーラソプラノの
あのグルベローバが出演するという、つい先日の新聞情報(広告)をお伝えしま
した。見落とされたファンもおられるかな、と思って。
また、5月に売り出された5階席15,000円の最安のチケットを私が家内と二人
で手分けし、電話・インターネット両面作戦でゲットを試みたものの、30分後に
接続できたときには既に完売だったことも付け加えました。プラス、6月売り出し
の券はS席6万円、ということも。
 グルベローバの人気の凄さですね。改めてS席券を狙うか(そしてゲットでき
るかどうか)ですが、「6万円は高すぎるしなあ」と大いに悩んでいます。もしも、
ライブを聴けないときは・・・・・・おそらくNHKがBSなどで放送するであろう番組
に期待だな、なんて勝手に思っているところです。
●閑話休題。この日の歌唱指導は、声楽家おざきかよさん・ピアノ伴奏はすやま
ひろみさん。オープニング曲『故郷』の合唱から歌タイムをスタートしました。
 『故郷』をみなさんが心を込めてしっかりと歌いました。高い天井のホールに、
明るい大きな声が響き渡りました。続いて発声練習です。おざきさんは、歌うとき
の意識を「大樹になった気分で、または裾野のひろーい富士山になったつもりで、
つまり、下半身をどっしりと構えて声を出すことが基本です」と強調されました。
そして「イエアオウ」のフレーズを、1回ごとに半音ずつ上がって発声するという
練習を課せられました。よくある発声練習ですが「大樹の意識」「顎の力を抜いて」
というポイントのアドバイスがユニークでした。「椅子から背中を少し離して」
という姿勢についてのアドバイスも効果的だったようです。
●前後半で、みんなで歌った曲は下段にまとめて書いた通りです。薫風の5月に
相応しい曲をおざきさんが選曲したもので、曲ごとに歌い方の注意とか作曲家や
作詞家についてのミニ解説がありました。注意点のおさらいをするため2度歌い
した曲もありました。
 『五月の歌』はモーツァルト作曲・青柳善吾作詞。~楽しや五月 草木は萌え~
(一番)、~うれしや五月 日影は映え~(二番)という素敵な歌詞のモーツァルト
らしい洒落た曲ですが、8分の6拍子の歌い方などをおざきさんが上手くリード
されました。
 『おゝ ブレネリ』(松田稔訳詞、スイス民謡)は、スイスのアルプスの風景を
思い出させる爽やかな明るい歌です。「ヤッホ ホトゥラララ ヤッホ ホトゥ
ラララ」という掛け声部分の、高い音程の出し方について、あまり元気良く歌お
うとすると”ブッキラボウになる悪い歌い方”のサンプルを示して、アドバイス
されました。「高い音程はアゴを引いて、ヤッホについてはこんな風に」とジェス
チャーしながら。それを聞き私は、頭の上に声を出す感じ、ないし頭の上の空気
を取り込む感じで、と咀嚼しながら歌ってみました。
 最後は、定番のエンディング曲。『遠き山に日は落ちて』(ドヴォルザーク作曲、
堀内敬三作詞)をしっとりと歌いました。

<みんなで歌った歌>
(前半)『故郷』『蝶々』『チューリップ』『背くらべ』『若葉』『田植え』
(後半)『五月の歌』『おゝ ブレネリ』『ピクニック』『山小舎の灯』『遠き山に日は落ちて』
                             (以上、5/24 宮崎記す)

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