第9回月例会報告
●6月13日(水)、午後2時~4時。藤沢市労働会館で、第9回月例会を行いました。梅雨で天気が定まらず、予報にやきもきしていましたが、幸い晴れ間も出る好天となり、ラッキーでした。参加者は71人(うち新入会者5人)。新入会者もコンスタントに増え、このところ毎回70人~80人の参加があり、着実に会が前進している状況です。嬉しい限りです。
●今回の歌唱指導はおざきかよさんでした。季節に合った歌を前半の40分で、june bride(6月の花嫁)に因んで、”花嫁の歌”などを後半40分で取り上げ、みんなの歌唱リードと指導をされました。とても印象的でした。そこで、例会の詳細報告をする前に、私が書き続けている俳句ブログ『自然と生きる』に14日昼に投稿した駄句を、まず下記することにします。
* グルベローバと なつて『花嫁』 歌ひたり
*『瀬戸の花嫁』 年齢(とし)経て歌ふ 色気かな
* 安らぎの 老謡となる 童謡歌
* 童謡を 大合唱し 梅雨晴れる
6/13。幸い晴れる。第9回湘南童謡楽会。80人で大合唱。
瀬戸の花嫁:山上路夫作詞・平尾昌晃作曲。大大好きな歌。
花嫁:北山修作詞・端田宣彦ら作曲。これも大好きな歌。
ともに作詞者・作曲者がいい。作者をしのびつつ歌った。
童謡・愛唱歌を日々の暮らしの中で歌い、定例会を安らぎの場へ。
童謡・愛唱歌を元気・生き甲斐の素に。健康で誇り高い人生を。
この趣旨と理念が少しずつ浸透している(かな?)。手応えあり。
健康で誇り高い人生を送る人々が社会の中心になってはじめて、
社会も健全になる! 国民医療費は半減する! そのための運動。
●上記の会の趣旨や、理念を会員のみなさんと身体に染み込むように共有したいので、私、毎回の開会の挨拶で、手を変え品を変えして会の趣旨とか目的を話しています。今回も、次のようにお話しました。要点を書きます。
早いもので今日は9回目の月例会です。毎回10数曲歌ってますのでもう100曲ばかり歌った勘定になります。その結果、たぶん皆さんが、ええっ、童謡や愛唱歌ってこんなに素敵だったんだ、メロディも歌詞も、なんて魅力的なんだ、と改めて実感されているのではないかと思います。
今日も、梅雨のこの季節に似合いのいい歌・楽しい歌をおざきさんが準備して下さっています。どうぞ、いつものように思いっきり歌って、心地よい歌の世界をご堪能いただきたいと思います。
今回も5人ほど新入会者がいらっしゃいます。ご入会、有難うございます。「湘南童謡楽会」の趣旨はお配りした資料にきちんと書いていますが、簡単に言うと、こうです。
童謡や愛唱歌を日々の暮らしの中でじゃんじゃん歌い、元気になろう――というものです。そして毎月1回の例会をみなさんそれぞれの<安らぎの場に>したい――というのが究極の目標です。
童謡や愛唱歌をみんなで一緒に歌うことで、その素晴らしさを再発見していただく。そして次にはご家庭で、いろんなところでいろんなときに歌っていただく。例えば庭で、台所で、ロッキングチェアで、お風呂で、あるいは親子で、お孫さんと一緒に、といった具合に歌っていただくようになれば万々歳です。
それで初めて童謡や愛唱歌の存在価値も上がろうというもの。そう思います。
さて一つご報告したいことがあります。今日は、東日本大震災と原発事故でこちらに避難しておられる方を何人かお迎えしています。もちろんご招待です。実は前回もお二人お迎えしました。これからもお招きしたいので、被災者がご近所におられたら、ぜひご案内いただけたらと思っています。
今日お見えいただいた方々、優しく懐かしい童謡世界をお楽しみいただき、ご苦労の日々から、ひとときなりと心を解放して下さればと願っております。
どうぞ、遠慮せずに大声で歌って下さい。
最後に今日のプログラムのご案内です。歌唱指導はお馴染みの、おざきかよさん。ピアノ伴奏は堀部ともよさんです。おざきさんとコンビのすやまひろみさんが体調不良のため、しばらくの間、堀部さんに務めていただきます。新しいコンビのお二人、張り切っておられます。よろしくお願いしておきます。
では、さっそく「歌の時間」にまいりましょう。おざきさん、堀部さん、お願い致します。
●おざきさんの歌唱指導は、こうでした。
まずオープニング曲の『故郷』(高野辰之作詞・岡野貞一作曲)を全員で高らかに歌ったあと、簡単な発声練習があって・・・・・・「椅子から体を少し前に出し、背筋を伸ばし、肩の力を抜いて(肩を上げ下げしストンと落とす格好を自らしてみせて)」――と歌う姿勢についての注意があって・・・・・・
『雨』(北原白秋作詞・弘田龍太郎作曲)、『あめふり』(北原白秋作詞・中山晋平作曲)・・・と雨の歌へ。1度歌ってみて、「ここにこんな具合に抑揚をつけて歌うと味が出ます」とアドバイスがあり、もう1回歌いました。
上記2曲のほかにも2度歌いしたり、後半の『花嫁』の、特に2番は「曲(音符)への歌詞の付け方」が難しく、ワンフレーズごとにおざきさんが歌って手本を示して練習する、といった進行ぶり。ときにユーモアを交えた指導で、会場が和みました。
『瀬戸の花嫁』も2度歌いしました。「清純な色気のある、品のある歌い方を」というアドバイスがありましたが、80人の大合唱(スタッフも含めて)は見事でした。カラオケ店で聞く”妙な熱唱”と違って、正真正銘”いい合唱”と聞きました、コーラスおじさんの私としては、はい。
●最後の「ご挨拶」では、会員数について触れ、会が着実に前進していることをお伝えし、会員皆様の引き続きのご支援をお願いし、「100人参加の合唱が、さらに200人参加の大合唱ができることを夢見て、一歩一歩進んでいきます」と”宣言”しました。
次回は1ヶ月先の、7月26日(木)を「一日千秋の思いで待ちます」と言ったあと、根來加奈さん(4月に歌唱指導をしていただいた声楽家)の7/22(日)の荻窪でのサロンコンサートが童謡満載で行われること、また7/8(日)に鎌倉の建長寺で「チャリティヨガ」(桐島ノエルさん指導)が行われることを、ご案内しました(ちらしは事前に参加者に配布)。ヨガは、チャリティのお世話係である富永さん(原発事故により福島県富岡町から避難していて、この日の月例会にご招待した方)からの緊急の依頼でしたが、2つとも、喜んでご案内しました。こうしたことに、何の問題もありません。私のそれが信念です。
というより、なにごとにも、私は人に対して、 It’s my pleasure の精神で向き合っています。
以上、少し長いレポートになりました。共感していただける部分があれば嬉しいです。月例会の様子がいくらかリアルにご理解いただけますでしょうか?そうなら、長く書いた甲斐があるというものです。
以下は、この日の歌の一覧です。
<この日、歌った歌>
「故郷」、「雨」、「あめふり」、「雨降りお月」、「人形」、「瀬戸の花嫁」、「花嫁」、「世界は二人のために」、「ここに幸あり」、「遠き山に日は落ちて」
(以上。6/14 宮崎記す)