♪第95回月例会報告(7/6)

●7月6日(水)。コロナ対策を前月と同じくきっちとやって、予定通り例会を行いました。参加者は34人。コロナにまだ “頭をおさえられている” 感覚です。会員さんにも同じ感覚の方々が少なくないと思います。コロナ前、毎月100人ばかりのご参加があった往時が恋しいです。焦らず、頑張っていこうと思います。
●私達「湘南童謡楽会」の歌友みんなの合言葉は<歌で人生登山を>です。コロナに足を引っ張られ、また頭を押さえつけられていますが、その心は<頭を低くし、志は高く>です。志高く、童謡・愛唱歌を愛でていこうと思っています。
●おざきかよさんの歌唱指導、すやまひろみさんのピアノ伴奏で、歌いました。
その主な歌は以下の通りです。
*たなばたさま*月*朧月夜*浜千鳥*浜辺の歌*オー・ソレ・ミオ*花火*うみ*海
*われは海の子*森へ行きましょう*アルプス一万尺*ピクニック*静かな湖畔
*フニクリ・フニクラ
●月報の中から、一部をそのまま以下に転載します。故吉田秀和さんのことです。
<高名な音楽評論家・吉田秀和は没後10年(2012年5月22日没,享年98)(鎌倉の名誉市民だった)になります。朝日新聞6/10の文化欄に吉田の音楽評論に関する、「ことばを奏でる」と題した記事=記者の吉田評が載りました。「いい楽曲とは何か?」という私達が共有しておきたい命題に対する吉田の1つの答え、換言すれば「どの曲が好きか?」に対する吉田個人の答えが書かれていて、その答えたるや以下の通り「凄い!」。 その判断(嗜好性)は絶対的で壮絶です。
米国の作曲家フォスターの「金髪のジェニー」とシューベルトの「菩提樹」について、とりわけ吉田は慈しむような筆調で書く。前者は、幼いころに母が歌ってくれた子守歌のような曲だ。「菩提樹」のことは「もはやドイツの音楽でも、シューベルトの音楽でもない。私達人類の音楽なんだ」と語っていた。「芸術」という金箔が溶け、ただ「僕の大好きな音楽」として最後に残ったのがこの2曲だったのだという。一言補足すると、吉田の妻はドイツ人。妻に先に逝かれ、そのショックでNHK・FMの人気番組「名曲のたのしみ」や連載記事を長らく中断したことも忘れられません。吉田の評論(感性)の凄さは音楽を愛したその深さから出たのですね。>

(以上。文責:宮崎)

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