第32回月例会報告(6/17)

◆6月17日(火)。藤沢市労働会館。梅雨さ中とあってちょっとグズっていましたが、まずまずの天気。おかげで会員みなさんも足止めを食わされず、晴れ晴れとお運び下さいました。110人の参加でした。開会のご挨拶で、いつも同じようなことをお話しますが、この日も“頑張る宣言”をしました。「お手元の月報にも書きましたが、童謡や愛唱歌を、みんなで歌う会が百花繚乱です。私達は新しい方ですが、負けてはいられません。よい競争をしながら、成長して行きたいと思っています」と。

◆わが会では、創設後まもなくしてから会の活動に対する“私の思い”や“メッセージ”などを書いた「月報」をずっと作成しみなさんにお配りしています。みなさんと「音楽大事」の考え方や生き方を共有したい一心からです。結構、手間暇がかかりますが、It’s my pleasure (それが私の楽しみ) と、公言して出し続けています。最近、始めた連載コラムが、みなさんそれぞれの「故郷・趣味・人生」などを語ってもらう寄稿文です。当月は4回目(うち1回は私の文)で、鎌倉のご婦人の筆による随筆でした。義理のお父様のアメリカ移住生活の思い出語りの中味は――。日清戦争・日露戦争の時代に、10歳代半ばでアメリカに移民された義父様の、想像を絶する仕事と生活の苦闘が活写され、日本が近代化する時代の一青年の、夢を追う逞しい生き方が読むものを勇気付けてくれる滋味溢れるものでした。
その随筆を読まれた会員のみなさんは、どう感じられたでしょうか? きっと様々な読み方がなされたはず、様々な感興をもたれたはず。私はそう思っています。ここでご紹介できないのが残念なくらいです。そう思いながら、会の活動の余話をご披露しました。

 ◆歌唱指導は、おなじみの声楽家のおざきかよさん、ピアノ伴奏は堀部ともよさんでした。おざきさんは、前半で“雨”がテーマになった曲を集中的に取り上げてのご指導。おかげで多分、会員のみなさんが「雨がこう歌われているんだ」と改めて歌を噛み締められたのでは。集中の効果ですね。後半は、動きのある軽快な曲、そして最後に『世界は二人のために』と、幸せ感演出の選曲でした。おざきさん、堀部さんが、本番にそなえて“音合わせ”などしっかり準備をしていらっしゃることと併せ、選曲のご苦労に思いを馳せる私です。

 <皆で歌った歌>
(前半)雨ふり、雨、雨ふりお月 てるてる坊主、故郷、花嫁人形
(後半)幸せなら手をたたこう、フニクリフニクラ、赤い花白い花、ここに幸あり、世界は二人のために
                                      (以上 文責:宮崎)

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