♪第45回月例会報告(9/29)
●9月29日(火)。9月例会を藤沢市労働会館で行いました。約140人の参加があり、これまでで最高か、それに近い参加者数で、とても嬉しいことでした。受付は大忙し。4人が新入会で、1年以上ぶりに参加したという人も数名あったようで、その状況も嬉しいことでした。いつでも誰でもウェルカムというわが会ならでは、の柔軟さの良き現われかなと思いました。またこの日は、永らくお世話になったピアノ伴奏の堀部ともよさんの最後のご出演で、その意味でも記憶に残る例会となりました。
●この日のオープニング。次のように挨拶をしました。
今日は第45回目の定例会です。2011年10月に会を結成してからちょうど4回り目ということになります。会報にも書きましたが、“湘南童謡楽会大事”と、永らくずっと続けて遠方からご参加いただいている方がいらっしゃいます。東京新宿の会員さんなどがそうであり、本当に有難いことです。また、スケジュールを目一杯遣り繰りし時々参加して下さっている、遠近の会員さんも沢山いらっしゃいます。同様に“童謡楽会大事”の気持ちが伝わってきます。本当に嬉しいことです。
会員の皆様に心から、謝意と敬意を表したいと思います。会員ただいま370人。次なる400人、500人へ向け一層のご支援をよろしくお願い申し上げます。
童謡・愛唱歌を歌い、元気・勇気・生き甲斐・健康長寿をつかみ取ろう――という会の目的を再確認し、次の10月の4周年記念月例会である「童謡を歌う会&健康長寿講演会」をはじめ5年目の活動の一層の充実を目指し、スタッフ一同粘り強く頑張る決意でいます。
今日は、その関連の話を少しさせていただきたいと思います。
来月10月は、健康長寿講演で不肖宮崎が「病気予防」のノウハウを体系だててバッチリお話させていただきます。前2回のドクターによる医学的な講演とは一味違う、ジャーナリスティックなお話を準備しています。どうぞ、ご期待いただきたいと思います。
11月は、ゲスト演奏を挟みたいと思っています。上手く行けばサプライズな企画が実現するかもしれません。
次に一気に来年に飛びまして、4月18日、すでに会場を確保しましたが、鎌倉芸術館で男性ピアニスト2人のコンサートを開催します。湘南童謡楽会主催の2回目の本格コンサートです、必ずや素晴らしいパフォーマンスを実現します。ご期待下さい。
申し上げたいことが、もう1つあります。今日45回目の定例会で、ピアノ伴奏の堀部ともよさんが、ひとまず最後のご出演となります。会報でお知らせしている通りです。
堀部さんの情感豊かな優しい伴奏に乗って、どうぞ楽しく、たっぷりと歌っていただきますよう、そして今日が思い出に残る会になりますようよう、祈っています。
今日は、ゲストなしの“たっぷり歌う月例会”となります。
では、早速始めたいと思います。おざきさん、堀部さん、よろしくお願いいたします。
●上記のごとく始まりの挨拶で今後の主なプランを紹介(PR)しましたが、10/21の健康長寿講演に関し、「お手元の参加予約表で予約をしていただくようお願いいたします(参加者数の把握のため当日ダメになっても良いですから)」と付け加えました。また月報に関しても、「裏面に掲載した秋の虫の写真がモノクロ印刷の上、絵柄が小さいため、虫の形状が良く分からないものになっている」ことをお詫びし、「関心のある方、インターネットや図書館などでご確認されますよう」と話しました。
●さて歌の時間。発声練習の後、秋らしい曲『月』(♪出た出た 月が・・・)、『虫のこえ』(♪あれまつむしが 鳴いている・・・)からスタート。おざきさんがインターネットから収録したという虫たちの「鳴き声」をホール内放送で流して下さいました。曲に出てくるマツムシ、鈴虫、キリギリス、クツワムシ、ウマオイの5種プラス、コオロギの声に参加者の耳は釘付けでした。粋な計らいです。『故郷の空』(スコットランド民謡)、『旅愁』(オードウェイ作曲)と外国の“秋の歌”が続き、『ちいさい秋みつけた』(サトウハチロー作詞、中田喜直作曲)の日本の名曲が前半の最後でした。会場が心地よい“秋の空気”に包まれている感じで、これぞ“みんなで歌う会”と思える素敵な時間でした。
●後半は『やさしき愛の歌』(堀内敬三訳詞・モロイ作曲)というほとんどの人が知らなかった叙情歌に挑戦、フレイズを区切りながらの、おざきさんの指導で15分ばかりで一通り歌えるまでになり、レパートリーが1つ増えたほのかな喜びと満足感に浸りました。こうした時間が大事なのです、きっと。そのほか『オールド・ブラック・ジョー』『夢路より』のフォスターの作品2曲などを歌いました。フォスターは、アメリカの国民的作曲家で、そのプロフィルを月報で紹介しておきましたが、フォスターはミドルティーンのころから作曲に対する関心を深め、ベートーヴェンやモーツァルト、ウェーバーなどを寝る間を惜しんで研究した――という努力家の横顔は、わが歌仲間の皆さんの心を強く射ったことでしょう。そして、フォスターは37歳で早世したという悲運も、きっと。
●堀部さんの最後の出演が終わりました。ソデから伴奏を見聞きしていた私には、堀部さんは終始、万感の思いを込めてピアノを弾いていらしたように思えました。堀部さんの長い間の貢献に対して、お礼の花束を私からお贈りし、例会を閉じました。堀部さんの今後のご活躍を心からお祈りしたいと思います。
(文責:宮崎)