代表メッセージ(13年夏 8月22日)
みなさま、お暑うございます。「心のオアシス」を目指す私達の会を、いつもご支援いただき、ありがとうございます。月例会に熱心にご参加くださるばかりか、友人知人をお誘いくださり、心より感謝申し上げます。
今後も、「やさしく、純粋で、味わい深い」童謡・愛唱歌を普段に歌い、元気・勇気・生き甲斐、そして健康長寿を勝ち取ろうという、私達の目標をすべての会員様に達成していただくべく、また月例会を真の心のオアシスとし、歌友との温かく豊かな心の繋がり合いを皆様に実感していただくべく、スタッフ一同、心を一つにして微力を尽くして行きます。ご一緒に、目標達成に向け頑張っていきたいと、この盛夏に改めて決意しています。
皆様どうかお元気で夏を乗り切られ、秋風の立つ候、9月26日(木)の例会で、顔を合わせられるようお祈りしています。
毎月の配布資料で、代表としての皆様へのメッセージを駄文のエッセイとして発信していますが、8月例会の資料に書きました一文を、ここに掲載し、重ねてのWEBメッセージといたします。
いま何が大事でしょうか? 人との「心の交流」であり、もう一つ「好きなことに没頭すること」でしょう。時々引用しますが、ドイツの文豪ゲーテは「年を取ったら若いときより多くのことをなすべし。年を取るとエネルギーが減少し懐古的になり自分の抄録の編纂者になって未来を愛せなくなるから」と言っています。ゲーテに習い、ゲーテ流に挑戦してみませんか? 年取ったら若いときより多くのことをするぞと!
いま米寿の会員様から、好きなことに没頭することに関しこんな佳話を頂きました。「毎日、台所で童謡を歌っています。親から昔、”台所でなんて歌っちゃいけない”と言われたけれど」。いやあ、素敵ですね!
私達の例会を交流の場の1つに活用すべく、「故郷を語り合うショートタイム」とかの具体化を検討中です。1年前に会員様から頂いたアイデアです。ほかに会員様からは立ち話で近況をお話し頂いたり、ミニコンの録音につきお問合せを頂いたり、また「配布資料の代表メッセージで豊かな気持ちにさせられます」と耳打ちされたり・・・本当に嬉しいことです。
例会を一層充実した「佳き交流の場」にするべく知恵を絞っています。
人間の交流に関しこの夏、痛撃を受けたのは『狂王ルートヴィヒ』(ジャン・デ・カール著 中央公論社)という本でした。ドイツ浪漫派の巨匠ワーグナーと、その庇護者バイエルン王・ルートビッヒ二世のオペラを通して結ばれた、心の絆(王政時代のことであっても、一人間対人間の深く固い絆)に心打たれました。王は巨匠に心酔。巨匠創作のオペラ、あの白鳥の騎士の『ローエングリン』などを毎夜、宮廷で演奏させたそうです。晩年は疎遠だったとはいえ、信頼し合い敬い合う人間関係の崇高さを教えられます。俳句と遊ぶ我が身には、俳句を通しての正岡子規と夏目漱石の信頼と尊敬の短くも濃密な人間関係に心惹かれています。